第13章 【合同夢】冬の夫婦の一日
むしゃぶりつくようなキスの合間に腰を揺らし、全身を使って懇願する。お願い、イキたいの。愛してる、大好き、エルヴィン。いっぱいしてほしいよエルヴィン。
「ふふっ、意地悪しすぎたな」
「…へっ?」
「イヤらしいしとても可愛いよ」
今までのはなんだったのかと思うほど優しい声でそう言われ、エルヴィンを見ればギラついた瞳と目が合う。
瞬間、エルヴィンが強く腰を打ち付けてきた。
子宮から脳に強烈な快感が走る。
「…ぁああ"!は、ぁあ、や、も、イっちゃ…あああああ!!」
弾けるように視界が白くなり、求めていた絶頂を得た私の身体は歓喜に震えてエルヴィンの背中に強く爪を立てた。震える身体をエルヴィンが抱き締めてくれる。くったりとソファーの背もたれに頭を預ければ、露出した首筋にエルヴィンがすかさずキスをした。
「はは……そんなに乱れるなんてな」
話す気力も出ない。私は重たくなった身体を何とか動かしてエルヴィンの頬に触れた。
「エルヴィン、愛してる」
「ああ、俺も愛してる」
ゆっくりと啄むキスをする。すると、また腰が揺れ始める。
「んっ、ふ!?」
エルヴィンを押すがガッチリと抱かれ、足ごと抱えられた身体は丸まって尚更力が入らない。
やだ、やだ……、イったあとは物凄く感覚が過敏になって……
「すまない、すぐ終わらせる」
それを知っているエルヴィンは苦しげに腰を振る。
「エルヴィン、早……く、早く……おしっこ出ちゃ……」
「おもらしか?いいよ、たまにはっ……」
「や、だ……何言って……ん"、あ"っ」