第13章 【合同夢】冬の夫婦の一日
「負担をかけたくなかったの。毎日忙しいエルヴィンには少しでも身体を休めて欲しくて…ほんとは私だってしたかった。でも、疲れさせちゃうんじゃないかって思って…」
「なるほど、よくわかった」
「えっ…ちょっと…!!」
突然、変わった声色。
次の瞬間、私はソファに押し倒されていた。
「勘違いをしているようだから訂正しよう。お前のことは何一つ、俺にとっては負担ではないんだよ」
「エルヴィン…?」
さっきまでの弱々しいエルヴィンは何処へやら。私の上にはいつもの強い眼差しを持ったエルヴィンがいる。
「試すような真似をしてすまなかった。お前は強情だからな…あれくらいの演技をしないと胸中を語ってはくれないだろう」
全て見透かされていた。私がずっと不安に思っていたことを。やっぱりエルヴィンは私よりずっと大人だ。到底敵わない。
「あのね、エルヴィン」
「うん?」
「ほんとはね、ずっと抱いて欲しかった」
エルヴィンの熱い掌がシャツの隙間から入り込んできた。お腹を滑り、下着のホックを手早く外す。
何一つ負担ではない。そう言ってくれたエルヴィンに、もう私は取り繕う必要なんてない。素直になろう。
「お休みの日は一緒に…あっ、朝、寝坊したいし、」
「じゃあ明日はそうしよう」
「普段の、よ、夜だって、あっ、もっと早く…」
「もっと早く帰ってくる。飲み会も行かないよ」
「あっ…んあぁ…!」
会話の合間に乳首を指で転がされ、掌で胸を揉みしだかれる。エルヴィンの指先はあっという間に私の性欲に火をつけた。
抑えていた気持ちを暴くように、それは加速していく。
「他には?」
「い、いっぱい、んっ、気持ち良、く…はっ、して欲しい…!」
「もちろんだ。いっぱいしてあげるよ」
「あ、ぁあ…!!」