第8章 痴漢、ダメ、絶対。
それから二人は時間の許す限り、互いを求めあった。
当日の昼。エルヴィンは仕事で学校へ向かうとのことなので一緒に行くことにした。
学校につき、特別に図書室を開けてもらった。そこで二時間ほど待っていると、突然図書室が開き、施錠する音が聞こえた。そちらを見れば、エルヴィンが早足で近付いてきてユリアを抱き上げてテーブルに乗せた。
「我慢出来ないんですか?センセ……」
「お前も……下着も履かずにここに来てやる気満々じゃないか。何もしていないのにこんなにびしゃびしゃにして……カルデリアはこんなふしだらな生徒だったか?」
「先生のせいだよ……」
エルヴィンはベルトを外し、コンドームを装着してすぐに膣口へモノを当てがって前戯もなしに挿入した。すんなりとエルヴィンを迎え入れたユリアの身体はすぐに女の反応を示す。
“学校”の“図書室”には似つかわしくない音をさせながら、昨日から合わせてもう何度目かの行為を開始した。
部活動をする吹奏楽部の演奏や、野球部の掛け声が聞こえる冬休み初めの校舎内。
ユリアとエルヴィンの、不純な冬休みが始まった。
-第12章 END-