第2章 弾き落とされ 立ち上がる
FBside
「ねぇ、きっくん予鈴鳴ったよ!!」
「あとワンフレーズだけ!」
「それ、何回聞けばいいの?!」
俺はキーボードの電源を切り、でこぼこな譜面をバックに入れる
一ページ分だが、楽譜が出来たのだ。
俺ときっくんで曲を造り
えおえおが歌詞をつけて
あろまが題名を考えた
「おい、てめーら予鈴なってんぞ」
音楽室(今は使われていない第二音楽室)の鍵を指で回しながら入ってきたのは、あろまだった
「あれ、えおえおは一緒じゃないの」
「知らね、どうせ図書館だろ」
あろまと同じクラスでいつも一緒にいるえおえお。
今日は図書館らしい
うちの学校の図書館は広いし、いっぱい本がおいてある
俺はあんまり読まないから行かないけど
「てかさー、せめてドラム欲しいよなー」
「わかる」
俺ら二人だけでは音楽が完成しない
きっくんはギター
俺はキーボード
せめてドラムがいてくれたら曲としては完成する
「俺、やんねぇからな」
「だろうな、えおえおもだけど」