第2章 契約
花嫁という言葉に
「あなた 頭おかしいんじゃない?」
と返すと
「私は至って普通ですよ」
と平然と返される
大体家を襲撃してきたヤツらだ何が目的かもわからない
腕を掴まれながらも引き剥がそうと軽く抵抗を続ける
「大人しくしていただきたいのですがね」
という言葉に「はいわかりました。なんてそう安安と答えるばかがいるとでも?」
と抵抗しながら返すと
「それもそうですね」
とにこりと笑いかけられる
「仕方ありません」
そう聞こえると勝手に閉まる扉に気を取られすぎたことに気づく
それと同時にふと話される手に逃げ出し扉に近づくがなにか特殊な結界がはられ外には出られなくなっていた。
一か八かで窓に近づくも結果は同じで壁際をつたいながら
「何が目的?」
と聞くと
話が早いというような顔をし
「血ですよ……。あなたの家のそれも最も濃い血がね。」
と言われ
「私を殺すの?」
と聞くと
「それならばあの場でそうしていたでしょう。私が欲しいのは力の源、権力の安定、そして繁栄、継続です。だから私と同等の力を持つ人間を探していたのですよ。」
そう言いながら再び距離を詰められる