第2章 契約
暖かい布団はやっぱり最高。
そう思いながらぬくぬくしていて違和感を覚える。
あれ...私昨日ばあやと別れたあといつの間に寝た?にしては鳥の声がする。
と思いぱっと目を開ける
「.....ここ どこ?」
見慣れぬ部屋に家にはなかったベットの上に寝ていた自分に気づきさっとベットから飛び出す。
見知らぬ部屋に怯えながらも状況を整理しようと窓を覗く。
どうやら2階の一室のようだ。地下通路にいたはずがいつのまにか変わっている。窓から見えるだけでも相当範囲がでかいが門からの道が見えるので玄関のあたりは見えずとも検討がつく。
木も遠くリスクを感じ扉に移動する
耳を済ませ誰もいないか扉の向こうを確認して開けると気配を察知できなかった人がいた。
「おや お目覚めですか?」
「えっと...」と1歩下がると1歩前へと出る相手に少しずつ離れ扉を塞いでいる人間を中に入れる。
今だ!!と思い横をすり抜けると捕まえられる腕にもがく
「これはこれはわかりやすい方で あれだけ気にしていると直ぐにバレますよ?」
と背後を気にしていたことを言われカッとなる
「離せ!」
「まぁ そう熱くならずに 貴女には私の嫁になってもらうのですから」