第6章 記憶といたずら*
静司と寄り添うようにお店を出るその間も中にうまるそれは振動を続ける
腰に回された手がぐっと力を込め支えられる
直通のエレベーターの中ずっとそのままで部屋に着いたと同時に激しいキスを浴びせられる
「んん!?」
と驚きの声はキスに飲み込まれる
そんな私にお構い無しでワンピースのチャックをそっと下ろして行く静司
はらりと落ちてきたワンピースに動きを制限される
唇を離しニヤリと満足気に笑う静司
息を落ち着かせ
「ここエレベーターなんですけど?」
と怒ると
「知っていますが?」
と悪びれも無くサラリと言う静司に常識というものを持ち合わせていない人間だったと思いつつも
「こ、ここじゃ嫌」
と落ちてきたワンピースを胸元まで引き上げ最後の抵抗をする
「しょうがありませんね」
そういい私を持ち上げるとエレベーターを抜け部屋に入る
ウェルカムフルーツがある部屋を抜け大きなキングベットが置かれる部屋に迷うことなく進む静司
目的地に着いたのかそっと私をおろすと先程の続きを言わんばかりのキスを浴びせる