第6章 記憶といたずら*
足にぐっと力がこもるとぱっと手を離される
「...??」
残された違和感に眉をひそめ静司を見ると
「ここらで辞めておきましょう。代わりにこれを」
そういいポケットから取り出した小さなピンク色のものを取り出し中に埋め込む
「んっ」
と小さく息を吐く私を横にサッと下着を履かせる
指の代わりに入った小さく冷たい異物に違和感を感じつつも持て余された身体が熱の逃げどころを求める
「後で十分満足させてあげます」
そ知らぬ顔をする静司
違和感をまぎわらすために窓の外を見つめる
落ち着いてきた頃に小さな異物が振動を始める
驚きに静司の方に振り向くとくすりと笑い先程の小さな異物と同じ色をしたリモコンを手に持ちカチカチとダイヤルを回す
同時に強くなる振動に静司を見つめる目がだんだんと睨みに変わるとふと振動を弱める
グズグズになったあそこがとろりと滴る度に静司の笑みが柔らかくなる
何度も繰り返しているうちに車が止まり目的地に到着する