第4章 とりあえず信じてみることにした
「まぁそうだけど」
という私に
「さて少し遅いですがご飯にしましょう」
いい匂いに誘われジャンクフードと呼ばれるものを選んで食べる
初めて食べる美味しさに目を輝かせる
デザートにとクレープというものを渡してくる
「いちごが好きだったでしょう?」
そういう彼に確かに大好物だけど話したことなんてあったっけと思いつつも食べる
美味しくて蕩けたそれは帰ってからもおやつにお願いするほどお気に入りになった
クタクタに帰った後部屋に戻ろうとすると静司に声をかけられる
「あなたの部屋は今日からこちらですよ」
そう言い連れていかれた部屋は今までより大きな部屋
ここはと声に出すと
「私たち夫婦の部屋です 何も不都合なことなどないでしょう」
そうサラッという静司の向こう側に大きなベットが見える
ふっと昨日の小さなベッドでの行為を思い出し顔が赤くなる
そんな私を見て
「おや もう我慢できなくなってしまったのですか? 困りましたねうちのお嫁さんは」
そういう静司に
「ま、まだ!まだお嫁じゃない!」
そういうと一瞬目が点になった静司は大声を上げて笑う