第4章 とりあえず信じてみることにした
「失礼 そうでしたね まだ私の彼女でした」
そんな言葉に少し膨れると
「おや 残念ですか? 大丈夫ですよ いずれお嫁さんになりますから」
そういい頭を撫でる彼に
「別に残念じゃない!」
と言い返す
「ふむ ではいずれそう思って貰えるよう頑張りましょう」
ねっ?っと最後につけ加えた彼に流され思わず頷く
はっと我に返る
「いぃ今の嘘!!」
と言うと
「もう遅いです しっかり見てしまいました 可愛くてどうにかしてしまいたかったですよ」
そういいおでこにキスをする静司に
「静司のばかぁああああ!」
という声と私の平手打ちの音が屋敷内に響き渡った