第4章 とりあえず信じてみることにした
「私の髪も長いですがあなたの髪はもっと長いですね 何かまじないをかけていないのであれば切ってみますか?」
と人の髪をドライヤーで髪を乾かし終わり梳かしている静司に問いかけられる
「ただ髪を切る人がいなかっただけで何もしてないと思うわよ 少なくとも私はしていないし」
と答えると
「では少し身軽になってみますか?あなたが決めることなので無理強いはしませんが」
と言われ頷く
それをみて
「ではそのようにしましょう」
そういっていると食事が運ばれてきた
料理が二人分運ばれていることに少し恥ずかしくなる
少なくともこの人は昨日私たちが何をしたのかわかっていると思うと…
そう思いながらも食事をとりそのあと着替えに袖を通す
昨日と同じワンピースのようであったが昨日のものとは違い後ろがチャックのタイプで手間取っていると
「準備はできましたか」
と扉が開く
めちゃくちゃ不格好な恰好を見られたと沈むと
「あなたには少々このタイプは難しかったようですね」
と言い髪を分けられたあとチャックをあげられる
「ありがと」
とかえすといつもの笑顔で
どういたしましてと帰ってくる