第12章 年下彼氏の憂鬱【山田三郎】
「石波、ここに欲しくない?」
こくこくと頷いてるけどそれだけじゃあげない
「ちゃんと言葉で伝えてよ。ねぇ何をどうして欲しいの」
「......さぶろ...ぅの......ほしいです」
顔は腕で隠してて見えないけど耳までもう茹でダコみたいに真っ赤で石波の表情は安易に想像できる
(まだもう少し...)
「よく聞こえなかったもう1回言って」
ゴムをつけて僕自身を石波の入口に擦りつけながらもう1回言って欲しくて強請ってみる
「...ッなんで、、そんな意地悪ばっかり...」
石波の目には涙が浮かびうるうるとしている
(その顔が煽ってるって知らないんだろうな)
「ごめんね。石波が可愛くて意地悪したくなった」
頭を撫でると嬉しそうに笑う石波に僕は我慢が出来なくなった
「...っあ!んっ!んっんっ」
「ごめん、、僕が我慢できなくなった」
油断してたのか一気に奥まで攻めると初めて聞く甲高い声が出る
「あ、っっっん......ふっあんさぶ、、ろ」
「石波、、石波...」
「あっん...、、、さぶろすき...ぃっ!す、き」
「僕も..!他の誰にも渡さない...!」
ゆっくり攻めるまもなく同時に果て、荒い呼吸が部屋に響く
「はぁ...はぁ、、三郎...好きだよ」
「僕も...好きです」
触れ合う肌が温かくてなかなか離れられない
(好きなんて言葉じゃ足りない、でも伝えるのは今じゃない。
早く、早く、大人になりたい)
END☆*°