第11章 男の勝負【入間銃兎】
「銃兎あがった〜、、めっちゃキレイにしてくれてるじゃん」
俺は石波が風呂にはいっている間にあやしいもんがないか確認ついでに仕分けをしておいた
「こっちの方が選びやすいでしょう、それに小物も混ざってましたよ」
「...ほんとだ」
髪留め、ヘアピン、キーホルダーなどの小物が数個貰ったお菓子の横に置かれていた
「お、生チョコ。ん美味し」
1度見ただけでお菓子に意識をやった石波
興味が無いのだろう
これを渡した中には本命で狙っているんだという意思表示をした男もいるだろうが誰一人その思いには気づいて貰えない
(可哀想な奴らだな)
「じゅーと!聞こえてるの?!」
「!わるい、なんだって?」
「このお菓子たち冷蔵庫に入れちゃうよって」
「あぁ、どうぞ」
食べなかったお菓子を冷蔵庫に片す石波
「ねぇ、、折角早く帰ってきたのにやんないの?」
片付けるついでに出したペットボトルに口をつけながら流し目で俺をみる石波
「貴方って人は...してほしいんですか?」
「......別に。銃兎がしたくないならいい」
「したくないとは言ってねぇよ」
冷蔵庫に向き直ってしまった石波の腕を掴んで腰を引き寄せてキスをすればすぐに頬を赤くする
「ちょっ...ンッ」
ペットボトルを落としかけてムスッとする顔をもまた可愛い
「ベット行くぞ」
「え、ちょっと」
石波をお姫様抱っこして寝室のベットの上に下ろす
「1週間私に会えなかったから溜まってんの?」
「挑発したこと後悔すんなよ」