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ヒプマイに溺れる【短編集】

第9章 キスの味【碧棺左馬刻】


「俺もイクわ」

耳元で囁くと同時に一気に奥までいれられる

「あっ...さまとき......すき」

「あ?あぁ」

「んっふぁ、、、あ〜んっ」

深いキスをされ溢れ出る声を飲み込まれる

「んっんっ...あっ〜やぁ」

いつも余裕な顔をしているのにイク前だけは余裕のない顔をする。私はこの顔が好きで仕方ない

(あの顔だ)

「イクぞッッ」

「んっ〜!!」

左馬刻は抱き締めるように石波に体重かけ荒い呼吸が耳元で繰り返される

「左馬刻」

「あ?」

「好きだよ」

「...愛してる」

「え?!」

決して顔は見せようとはしなかったけど抱きしめる腕を強める左馬刻

「服着ろ、仕事に戻るぞ」

「左馬刻が誘ってきたのに」

「うるせぇ」

左馬刻は私の上から退くとタバコに火をつけ身なりを整える

「はいはい」

私も大人しく服を整え仕事の格好に戻る

「そういえば銃兎さんと待ち合わせの約束をしていたのでは?」

「あーそういえばそうだったな」

「怒られてもしりませんよ」

私は完璧に仕事モードに戻り部屋から出ようとすると左馬刻に腕を掴まれる

「ちょっんっ」

深いキスを短くされる

「苦い」

「ふっ」

苦いと顔を顰めた私を満足そうに笑う左馬刻に少しイラつきながら睨む

「そー睨むなよ」

「...仕事に戻ります」

「今夜、家に来いよ」

「分かりました」

部屋を出て口の中に広がる苦い味に左馬刻との行為を思い出して赤くなった顔をすぐになおしてその場を離れた



















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