第3章 戯れ【有栖川帝統】
カチャカチャ
(...なんの音?)
何か物が擦れる音で目が覚め寝ていた体を起こす
「よお、身体大丈夫か?」
「おはよ、、大丈夫だけど何やってるの?」
台所に立っている姿は全然似合わず、笑い気味にきいてしまう
「昨日はお前に無理させちまったからたまには俺が作ろうかと...ゴニョゴニョ」
「フフッそっか、ありがと」
「おう、、!」
出来上がった料理をテーブルに並べると私の向かいに座る帝統
「いただきます!...おいしい!」
「そうか、よかった!...なぁ石波」
「ん?」
箸は止めず声だけ返す
「俺と付き合ってくれ..!」
「...順番違くない?」
「そっ、れはそうだけど...」
帝統の告白に少し意地悪をするとシュンとへたってしまった
「順番はちげーけど、お前の事好きって気づいたことに後悔はしてねぇー。俺のもんになってくれねぇか?」
「あんなに傍にいたのに自分の気持ちに気づけなかったとはね..通りで他の人と続かないわけだよ」
「OKってことか?」
「うん、浮気したら許さないから」
「当たり前だ!!」
いつの間にかお前の温もりから抜け出せなくなってたんだな
。+☆END。+☆