第2章 嫉妬の愛撫【碧棺左馬刻】
左馬刻の家に着き玄関を開ける。リビングに電気がついておらずどこに居るのか探そうと名前を呼びながら寝室を開けると腕を強く引っ張られベットに投げられた
「いった..居るなら返事してよビックリしたじゃん
キャッ!」
無言で手を掴んで押し倒され身動きが取れなくなる
「左馬刻..?ちょっまってよ」
首にキスされたかと思ったら舐めあげられ噛まれる
「いっつ..かまないでよ。痛い左馬刻」
私を見もしないで脱がせようとする左馬刻に少し悲しくなった
「折角乱数がコーディネートしてくれたのに」
ボソッと言うと手が止まった
「テメェは俺のもんだろうが」
「え?」
小さすぎてなんて言ったのかわからず聞き返す
「今日一日あいつといたんだろ?いつもしねぇメイクしてお洒落して香水つけて、張り切ってにあってねぇんだよ」
「っつ」
一生懸命左馬刻の好みに合わせたつもりだった
白い清楚系のワンピース、主張しない小さなハート型のネックレス、ピンクのリップに緩くまいた髪
「..カ」
「あぁ?」
「..バカ!!」
「んだとぉ?」
「全部左馬刻の為に頑張ったの!!
左馬刻の周りは綺麗な人ばっかで私なんて隣にいるの恥ずかしいよ、、!だから、少しでも綺麗になって恥ずかしくないようにって
左馬刻に綺麗だねって言って欲しくて頑張ったのに黙って乱数と一緒に買い物したのはごめんなさい。
でもお洒落とかわかんなくて、左馬刻ビックリさせたくて..!
浮気なんてしないよ、、私は左馬刻だから変わりたいって思えたの!」
涙で声がひきつる