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小鹿の隠れ家

第1章 恋愛に至る道(出会いから恋に辿り着くまで)



父親を嫌っているわけではないが、度々される悪戯はすっかりと佳乃子のトラウマであり遠くの足音すら反射的に聞き取ってしまう程には恐怖なのである。
しかし、光忠個人に関して言えば、母親を連想したこともあり恐怖は他の人よりは感じていないことを改めて認識して、問いに答えるようにフルフルと小さく首を横に振ってバロンの首筋に顔を埋める。
こんのすけがそんな佳乃子を見てひとつ頷くと、では、と声を上げる。

「当面の近侍は光忠様にお願いしましょう。佳乃子様にはこの本丸に居る刀剣男子の方々にお会いしていただかないといけませんが、それはある程度慣れてからということで」

決まりですね、とふっくら笑いのまま告げたこんのすけの言葉に震えながらも頷く佳乃子と困ったような笑顔で了承した光忠。
その後は残りの説明を終わらせたこんのすけが佳乃子の自室を決めて用意したところで解散となった。
これから佳乃子の審神者務めが始まるのである。
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