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《イケメン戦国》未来から来たお姫様

第43章 煙 くゆりて 人 攫う




「…ん…うぅ〜ん……」
目を覚ました瑠璃。

手足はグルグルに縛られ、芋虫状態だ。
狭く薄暗い場所、揺れて歩く足音と話し声。
まだハッキリとしない意識で
ボーっと虚ろに宙を見る。

(…光…小窓…)

いつのまにか輿に乗せられ、
何処かに移動させられているのだと分かった。

口に轡は咬まされていないが、
声を上げたところでどうしようもない、
と思った瑠璃は、そのまま、また目を閉じた。


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