第41章 平和な海遊びの翌日(息抜き劇場)
夕食後、湯浴みを済ませた瑠璃は、
呼び出され、政宗の部屋にいた。
「この謎かけの答え、後ろに面 と書いて
「ごめん」だろ」
苦笑いを噛み殺しながら、政宗が瑠璃に答える。
「…簡単過ぎましたか」
意図してツンと澄ましてつまらなそうにする。
それを咎めるように、ちょっと睨みを利かせながら政宗が問う。
「何に対して、ごめん なんだ」
「…朝、政宗が、不機嫌そうだったから…」
「で…俺の不機嫌の理由が分かったから、
「ごめん」したのか?」
「違うよな?」と目で問われる。
責められいるように思えて、瑠璃は目を伏せる。
「理由…分からなくて…ごめんなさい。
私が悪いのかな って…昨日、先に寝ちゃったし…」
申し訳なさそうに小さくなって答える。