第40章 平和な海遊び(息抜き劇場)
厳格で優雅に品位を保っている女の中身は
こうも魅惑的であったか……。
白く滑らかそうな肌のその奥に触れてみたい
衝動を起こさせる女であるな。
本気で政宗から奪うのも面白そうだ。
(信長考)
抱いてみたい、狂おしいほど身悶えさせ、
鳴かせ、その身体を奥まで感じてみたいー…
そう思わせてしまう程の身体と雰囲気を瑠璃は持っていた。
瑠璃を知っている政宗さえも、
頭の隅では他の男達と同様、そう思っていた。
俺以外の誰にも見せたくない、見られたくない、だから着物を着て欲しいと思いながらも、
もっと、その美しい身体を見せつけ、
誘惑して欲しいとも思う。
俺は複雑な気分だった。