第40章 平和な海遊び(息抜き劇場)

「大丈夫！ビキニって言って、私達の時代では海水浴の時には普通に着るものなんだよ」
大丈夫かどうかは本人が決めるのではないか…と皆、一瞬 思ったが、誰も口にはしなかった。

その代わりに信長が瑠璃に意地悪を言う。
「美弥の時代では普通なのに、
瑠璃は何故そんなに恥ずかしがる」
「拝賀の日、あれ程 堂々と脱いでおいて、
今更、この程度で恥ずかしがることはなかろう」
光秀も意地悪に加わる。

「…いっ、言ったじゃないですか〜
海水浴は初めてなんです…。
だっ…だからっ、こう言う水着も初めてなんですぅ……」
瑠璃は消えそうな声で言うと、
腕で胸を抱き、その場に…

「ああっ！ちょっ、ちょっ…瑠璃！
座り込まないでっ‼︎」
家康が止めるも、既に遅し…。
しゃがみ込んでしまった瑠璃。