第37章 嫉妬と支配と快楽と(R18)
「………」
「瑠璃」
「…ごめんなさい、政宗…チュッ」
瑠璃が謝って口付ける。
「それから?何て言うんだ?」
悪い事をした童子に言うように、
政宗が問えば、瑠璃の唇が、
悩ましい吐息と共に開く。
「イかせて、下さい…お願い…します…」
懇願と期待に満ちた視線を、真っ直ぐ政宗に向けて、言葉を紡いでから、恥ずかしそうに、チョット目を伏せる。
計算されたような、いじらしい姿はただの本能。
「政宗と…一緒に、気持ち良くなりたい」
チュッ ちゅるっ
(一緒に)
そのひと言が嬉しくて、また反応する。