第37章 嫉妬と支配と快楽と(R18)
「つっ…くっ、ぁあっ、瑠璃っ」
包まれていたかと思えば、突然力を入れ、
締め絞られ声が漏れた。
「急にっ、締め…ん、なっっ」
気持ち良さに呻きながら、なんとか発した言葉の続きを
「きもち、イイ?…から?…」
瑠璃が、嬉しそうで甘美な色で確認してくる。
知解しているくせに、何も知らない乙女のような物言いが、可愛くも憎ったらしい。
「あっっ…と、で…おっ、ぼえっとけ…よっ…ッう…」
(絶対、仕返しして、やるからなっ)
思うものの、その考えも、巧みに動かされる
手の感触に、敢え無くも掻き消されていった。