• テキストサイズ

《イケメン戦国》未来から来たお姫様

第36章 戦雷落ち 戦命霧散




伊達御殿でも、
家康、秀吉帰還の報せを政宗が瑠璃に告げていた。

「そうですか。ご無事で何よりです、が…」
「が……何だ」
「家康様は悔いが残っていらっしゃるでしょうね」
「そうだな…。
数で押されていたとしても、1度退却を余儀なくされて、逃げられたんだから。
不本意だろうな……」
政宗も家康の心情を慮り憂う。
「ご自分を責めていらっしゃらなければ よろしいのですが……」
心配そうな瑠璃。
こちらは、話がしっかり噛み合っている。
が、
それを見た政宗は
「家康のこと、やけに、気にかけるんだな」
「…………」

政宗が冗談ぽく軽い口調で言った言葉。
それが何を言いたいのか理解してはいたけれど、
瑠璃は無言のまま、じっっ と政宗を見ると、
当たり前のように言って笑いかける。


/ 1530ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp