• テキストサイズ

《イケメン戦国》未来から来たお姫様

第33章 春花酒宴



俺ひとり にさえ、心を開くのに苦労したんだ、
いくら酒に呑まれていても、宴の席で瑠璃が心を
曝け出せる訳がないのかもしれない。

(二人きりで飲んで酔えば、どうなんだろうな)

フッと表情を緩めて考える。

(俺には何を聞いて、何を言うんだろうな)

興味が湧く。

「……ん……さ……ね…」
「起きたか?」
「……すき……スゥーー」
寝言だったようだ。

「今度は、二人っきりで飲もうな」

酔って泣いても笑っても、自分に甘えて、
いつでもキラキラと眩しい笑顔を見せて欲しいと思った。

サラリ と髪を撫で、愛しげに目を細めると、
そっと、頬に口付けた。





/ 1530ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp