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《イケメン戦国》未来から来たお姫様

第32章 女神敬仰



「……ハァァァ…」
家康が大きなため息を吐く。
「アンタさぁ……そこ、気にする?」
「するよ‼︎」
沈着冷静で頭が良く、礼儀作法は完璧。
流れるように美しく優雅で女性らしい、憧れの瑠璃が歳下だった。

(絶対、歳上だと思ってたのに…とほほほ…)

大学の春休みと言ったら、19〜22歳の間。
美弥は夢のデザイナーに向けて踏み出していた。

「あの、瑠璃さん、年齢聞いてもいい?」
「はい、21です」
「……やっぱり、私の方が歳上だ…」
肩を落とす美弥。
「歳の一つや二つで、この世の終り、
みたいな顔する必要があるのか?
女って分かんねぇな」
政宗の呆れ気味の言葉に美弥は
「あるよ!」
憤る。

「……いいところ、ひとつも見せられてないし……」
ため息を吐いて項垂れる。
「美弥様は、そのままで、明るいのが良い所ですよ」
三成がフォローする。
「三成くん…いつもありがとう…」
情けない顔の美弥が三成に礼を言う。

「美弥さんはそんなトコロが可愛くて好きですよ。これからも仲良くして下さいね」
ニッコリと瑠璃微笑まれた美弥は
「う…こちらこそ、よろしくね、瑠璃さん」
なんとか返した。


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