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《イケメン戦国》未来から来たお姫様

第32章 女神敬仰




「そうですね。
腕力では到底 敵いません。だから、此処で
最も力を持つ方を味方につけました」
「此処で、最も……信長様をか……」
「棘のある花に誰が手を出しましょう」
瑠璃は得色※として笑うと信長に視線を流す。

一度だけ、瑠璃の姿で信長と光秀と庭で話をした。
あの日の作戦は、そこまで考えていたのだった。


「瑠璃に狡智(こうち)を教えるのは光秀さんですか」
「狡智とは心外だな、家康。雄略だ」
クククっ と笑っている光秀。

「光秀っ、お前の入れ知恵か?」
秀吉の説教の矛先が瑠璃から光秀に向いた。
「落ち着いてください。秀吉様」
三成が秀吉を止める。
「光秀様の策ではなく、きっと、瑠璃様ご自身の策動です」
三成 大当たり。
せっかく逸れた矛先を三成が戻す。

「あーあー」
弱り顏の政宗。
「三成様…💢」
「え?違ってましたか?」
「……天然三成……」
口の中で悪態をついた瑠璃。


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