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《イケメン戦国》未来から来たお姫様

第32章 女神敬仰



「どうした、唱義とは生温いな」
「女が弁を振るうのはどうかと」
必要な時はいつも、弁を振るっているくせに、
小賢しい事を言う。
「玉瑛は男ではなかったのか」
揶揄う。

しかし、短い言葉の中にも侮辱の言葉があるのだから、下の者は気分は良くないだろう。


(腐鼠…腐った鼠とは、上手いことを言う)
光秀が片笑を浮かべる。

(くだらないモノ の例えですが、皆さん、
わかるんでしょうか)
三成の要らぬ心配、と言うより、馬鹿にしている。


勝ち誇った、眩しいほど清々しい笑顔を下層の者と、
信長に見せると、自分が信長を従えていると、
アピールする為、瑠璃はさっさと天主へ退がる。
その後について信長、武将達が退ってゆく。


その後、
黙った男共の替わりに、城内の女達が、
アイドル的存在だった玉瑛が女だったことに、
大騒ぎしたのは、言うまでもなかった。




※腐鼠…くだらないもの の例え。
※脆怯…弱くて臆病なこと。
※改過自新…過ちを改め、心の行いを新たにする。
悪い点を改め新しい人間になる。

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