第31章 深想伝心 花香酔心(R18)
「お前の所為で、「玉瑛」は俺ので、「瑠璃」は信長様か光秀のモノだ。
まったく…どっちも俺のモノなのにな」
意地悪く持ち出して、攻めてみる。
「玉瑛が私だって知れれば丸く収まりますね」
愛想よく笑って 普通に躱してきた。
「うふふふふ」
ハタから見れば、見つめ合って笑って居る様に見えるだろう。
「計算高い女は嫌われるんだろ。ヤメとけ」
「計算なんてしてませんよ。そーれーにー、
政宗は嫌わないもんっ」
童子みたいな物言い。
コレは俺にしか使って来ない。
時々見せる素の顏と特別感。
それが、どれだけ俺を高揚させるかお前は知ってるか?