第27章 褒寵賞玩(R18)
「締めてませんよ」
「締めてんだろっ」
「政宗に、キュンキュンしただけですよ」
「何、訳、分かんねぇこと言ってんだよっ」
何故か恥ずかしくなって、早口で捲くしたてた政宗。
瑠璃は、そんな政宗の頬を挟んで、引き寄せると、
「⁉︎ンッ」
口付ける。
ちゅっっ、ちゅくっ、くちゅっ
口付けられて、大人しくなった政宗の両手を自身の胸に導くと、
「全部、気持ちよく、して、くれるんでしょ?」
と、艶笑した。
見慣れているのに見惚れるほどに、
妖麗とした微笑み。
「…ああ…俺の女神…」
ちゅっ 口付ける。
妖艶としているのに、やはり、
清らかに感じるから不思議だ。
「仰せのままに…」
瑠璃を優しく抱きしめ直し口付ける。
舌を絡ませ、柔らかな胸を弄り、
身体中に口付けの雨を降らせれば、
甘く溶けるような息を零しながら、
女神が身体をくねらせ応える。
「まさむね…」
労わるように抱き合って、昇りつめて、
また口付けて、抱き合って目を閉じた。
「……政宗…」
(時に激しく、時に穏やかに感じ合うのも良いもんだな)
「…瑠璃……瑠璃…」
海のよう…海の中にいるような…。
ユラユラと漂うように気持ちよくなった。