第19章 早朝の戯れ事(R18)
「まさむ…ねっ…。まさ…ねぇ」
揺れる虚ろな瞳でうわごと のように、俺の名前を呼ぶ瑠璃。
頭をプルプルと小さく振り、息に混ぜて蚊の鳴くような声で
「ゃだぁぁぁ、きもち、イイ…も…」
眦に涙を溜めた流し目で俺を見る。
桃色の頬に、半開きの赤く熟れた唇が妖しく光ってー…俺を誘う。
その姿に、愛おしさが増し、残っていた人としての理性は敢え無く崩壊する。
「俺に酔え……俺をもっと酔わせろ、瑠璃っっ!!」
はやる気持ちをぶつけるように吠える。
もはや、人でなはく男と言う野獣、猛獣でしかない。
ヌラリと光る唇から舌を貪り喰らう。
……壊してしまいたい程の衝動
淫らに喘がせ、恍惚と悶えさせ、穿ち鳴かせ、
泣かせても、俺を刻みつけ、何度も征服したい。
それだけ。
獰猛な獣の様に、瑠璃のその白く美しい肢体を、最奥まで挿し貫いて汚して、全て喰い尽くし、一緒に快楽の底に沈みたい。
一緒に気持ちよくなろうーーー。
それだけを望む。
それから、瑠璃の歓喜と快甘の甘く切ない嬌声は、いつしか 啜り泣くように 力 無くなり、全てを政宗に奪い取られ閉じ込められた。