第19章 早朝の戯れ事(R18)
「多分、きっと、そうする」
「なんだそれ、するのか、しないのか分かんねぇな」
政宗の強い鼓動が、耳に響く。
(私には政宗が必要だから)
「そうする。絶対に救けます」
ニッコリと笑って口付ける。
想いを込めて長くーーー。
「〜〜ん、ふぅ、ん」
口付けた唇と舌はすぐに絡め取られ、
呼吸も奪われる。
それでも、瑠璃の手は政宗の着物を払い、
肩を撫でながら、肌を更に肌蹴けさせて、
胸の上をスルスルと弄る。
ちゅぱっっ と唇が離れると、政宗が下から瑠璃を見上げて艶笑する。
「悪くないけど…主導権は俺だ」
言うや否や、跨っている瑠璃を腹の上に座らせ、シュルッと帯を解き、寝間着を肩から取り払い、素肌の瑠璃を抱きしめた。
肌蹴た政宗の胸に素肌の瑠璃の胸が触れる。
「布団かぶって、これだけくっついてれば、
寒く無いだろう」
「……ズルいです」
眉をハの字にして困った様に笑う。
「何がだよ」
蒼い瞳が瑠璃を見、意地悪く唇が弧を描く。
ドキドキと瑠璃の鼓動が速くなる。
「だって…カッコイイーー…」
キラキラと目を輝かせ、頬を桃色に染めて、
口を突いて出たように、言葉が零れ出た。