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《イケメン戦国》未来から来たお姫様

第15章 新年拝賀3 (謁見の刻)




広間には直垂(ひだれ)正装した武将達。
一同すでに揃って控えていた。
拝賀の刻になり時間通り襖が開き、
信長が入って来て、悠然と上座につく。

「皆、大義である。
御年も俺の為に、戦に励み、生きよ。」
朗朗と信長が祝辞を述べる。
終わると、武将達がそれぞれ信長への祝辞と訓辞を述べる。
いつもは、
面倒くさいだの、長いだの言う家康も、
堅苦しいのは嫌だとか、退屈だとか言う政宗も、
礼に倣い粛粛としている。

信長自身も無駄な事は好まない。
戦においても同じだ。
即断即決、迅速で手際よい。
被害、負傷死者を出来るだけ少なくする為、奇抜な策を取ったり、
見せしめとして、時には猟奇的で残忍残虐とも思える事をするが、それは考えあっての事だ。

この拝賀も実はさっさと終わらせてしまいたいと思っていた。

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