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《イケメン戦国》未来から来たお姫様

第14章 新年拝賀2(三成)



「はい!よくご存知で‼︎
楊果の元曲です(漢詩の呼名のひとつ)」
キラキラと眩しいほど輝く瞳で喰いつき気味に瑠璃に話す。

「その様に誉めて頂くと本当に恥ずかしいのですが……。
私は月を隠せるほど美しくはありませんから、その位にして下さい、石田様」
頬を染め、照れくさそうにしながら瑠璃は
三成を制する。が、

「ご謙遜を。
瑠璃様は美しく高い教養をお持ちの秀麗な方です。それから、私のことは三成とお呼び下さい」
と、三成節はまだ続く。
「おい、三成」
「はい、なんでしょう、政宗様」
「瑠璃を口説くのは後にしろ」
まだまだ続きそうな三成節に、ウンザリの政宗も三成を止める。
「く、口説くだなんで、滅相もない!」
政宗の言葉に三成が顔を赤くする。
「盛大に口説いてただろうが」
「ちっ、違いますよ。私はただ、瑠璃様が
いかに美しいかを表現しようとしていただけでっっ」
三成が慌てて弁明する。
「あー、そうだった、そうだったな。わかった」
政宗は適当に三成をあしらう。

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