第65章 おまけ2ー姫の嫉妬ー
嫉妬、するのはいつも俺で、
俺ばかり好きみたいだったけど…
そうでもなかったんだ、と知った。
嬉しくてどうしても顔が緩む。
「クク……で、お前は、俺にどうして欲しいんだ?」
額をくっ付けて瞳を合わせて、言葉を促せば
「……せやから…横抱きは…、
私だけに、して欲しい…です……」
観念したように、不本意そうに、
訥々と希望を口にした。
嬉しくて、可愛くて
「お前、可愛いな❤️」
と言うと
「そんな事言うの、政宗くらいやしっ」
プイッと照れた。
(あ"〜本当…)
「離したくねぇ」
と言われ、政宗に貪り食われた。