第63章 (終章)笑桜舞う春
織田軍兵士は、農民などの一般庶民の寄せ集めでは無い。
兵士として訓練を受けさせ、
兵士として安土に住わされている。
多くの兵士を養うだけの財力がなけれはならない。
その兵士達が一糸乱れぬ足並みで行進しているのは、圧巻であった。
内裏東まで行進し、内裏に武将部隊のみ整列させ、騎馬隊が行進する。
内裏の広い庭に、射駆けの道が用意されていて、1番手に洋装の美しい瑠璃が、
馬場馬術を披露し、そのまま流れて射駆けの直線を駆る。
続いて武将達が順に射駆けを披露した。
招かれた公家側、そして、見ていた兵達からは大きな歓声と響めきが起こった。
外での披露が終わり、兵士達は一日
京で自由に過ごし帰路につく。