• テキストサイズ

《イケメン戦国》未来から来たお姫様

第62章 同刻同進




京都の北、岩倉の鍛冶場へ向かった。

敷地内に入らず離れて見てると玉鋼(たまはがね)を運ぶ源蔵の姿があった。
玉鋼を運んでいるということは、
匠はこれからまた、刀を鍛えようとしているということだ。

(あれは、ようやく、造らせて貰えた唯一の物だったのか)

銀光丸、瑠璃の瞳の色に似た脇差ほどの短刀。
粗さは否めなかったが、
力強く良い出来栄えだったのを思い出す。

そうはなくとも、弟子入りしたばかりの若造がそうそう、鉄を打たせてはもらえまい。

(見込まれたか)


/ 1530ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp