第61章 再愛に温もりを抱く(R18)
「……」
「裸なんて何度も見てるのに、今更恥ずかしがるのか?」
肩を揺らして笑えば
「だって……」
「今日は、「だって 」ばっかりだな」
くくくっ。
「だって……」
「ほら、また。ククッ…
知ってるさ、久しぶりだからだろ」
「……」
無言の肯定。
「俺、脱がし方知らないから、お前が自分で脱ぐしかないだろ」
恥ずかしがるから、脱いでもらいたいたくなる。
「脱げよ」
瑠璃が少し驚いた顔をして
「命令、してもいいんだろ?」
甘く緩む。
それは、甘美な命令で。
甘々とじんわり浸食されるようで。
絶対的じゃないのに、従いたくなる。
私を求めるその色っぽい声に。