第61章 再愛に温もりを抱く(R18)
(淫靡に感じるのはなんでだろうな……)
喉が鳴る。
恥ずかしそうに、モジモジしながら、俯き加減に自分を見る瑠璃の視線。
恥ずかしそうにしつつも、官能の期待が混じった表情。
上から下まで ヌルリと眺める。
「そんなに見たら恥ずかしい、よ」
瑠璃が震える声を発する。
『早く』と強請って聞こえる。
触れたくて仕方ないのに、焦らして焦らして求められたくもある。
「それ、どうやって脱ぐ?」
きっと多分、脱がせたことがなくても、脱がすことは可能だ。
それなのに、問うてみるのは、悪戯心。