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《イケメン戦国》未来から来たお姫様
第60章 曠日持久の心苦
(塞いで、息が出来ないくらいっ)
叫びたくなる。
叫べなくて、涙が溢れる。
「まさむね、キスして?…キスしていいっ?」
「可愛いな、瑠璃。そんな可愛い事言う口も、塞いでやる」
優しく甘く微笑まれる。
どちらからともなく、そっ と唇が重なる。
そっ と、短いようで長く、長いようで短い。
溢れ続ける涙を、政宗の唇が拾う。
「もう泣くな」
そう言った政宗の目にも涙が滲んでいた。
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