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《イケメン戦国》未来から来たお姫様
第58章 花雪の降る処
信長一行は御所に向け、烏丸通りを進んでいた。
屋敷の塀の向こう桃の花が咲き誇り、
梅の花が降るように散っている。
もうすぐ桜が咲くだろう。
(瑠璃…いつまた花見が出来る?)
そう思った時、
突然の強風に梅の花が吹雪のように舞い上がった。
「花嵐か」
「何も起こらなけれは良いのですが」
「要らぬ心配をするな」
天皇に会いに。
信長の目的はそれだけなのか。
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