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《イケメン戦国》未来から来たお姫様
第57章 新春来風の先
離れの外で雑談をしていた人が瑠璃を伴った母に気付き挨拶をする。
「本日はお招き頂き…」
「後ろは瑠璃お嬢様ですね。
ますますお美くしゅうなりはって…」
「百合の花のようやわ」
「この度は歌にも深みが出たように思いましたわ」
口々に褒め始める。
「ウチの息子とどうでしょう」
「光臣さんと政臣さんのお相手も……」
「そうですわ、お二人ともそろそろ……」
母は多くの来賓からのその言葉を待っていたのだ。
(私をダシに、兄様達にも意識が向くように)
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