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《イケメン戦国》未来から来たお姫様

第57章 新春来風の先




椿は花を落とし、
梅の花は終盤を迎えようと言う、
弥生の半ば。
朝廷訪問をすると言う信長に付き添い、
秀吉以外 皆が京へ入った。

「梅は岡本、桜は吉野……もう暫くすれば京は桜が美しい」
馬上から吉野の山々を見渡した信長が、目を細める。

「500年先で瑠璃もそれを見たであろうな」
「………」
誰も何も言わない。
信長の独り言として、風に乗り消えてゆく。


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