• テキストサイズ

《イケメン戦国》未来から来たお姫様

第56章 苦しみの先




コッチに戻って数ヶ月、
鏡の中に映る私は泣いてる。
ずっと、泣いている。

泣いてもどこにもいない愛しい人。
今もただ、その温もりを探してる。
手を引いてくれた。
膝の中に置いて後ろから抱きしめてくれた。
半年が過ぎても、
全部全部、覚えててる。
強く優しく労り見守ってくれ、
私を理解しようとしてくれた。
忘れるはずがない。


諦められない……。

(だって、サヨナラなんて言ってへん)

会いたい、会いたい、会いたい
その切なく激しい思いだけで毎日、暮らしている。



/ 1530ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp