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《イケメン戦国》未来から来たお姫様
第54章 それぞれの流光
「勝手にしろ」
冷凌な信長の声が響いた。
「「信長様っ」」
家康と三成が同時に声を上げた。
「ただしっ、死ぬことは許さぬ。
お前が今、どんなに辛かろうとな」
信長の緋く鋭い瞳は有無を言わせない。
万民を従わせる強さと輝きで、荒れる政宗を制する。
「……」
政宗は反論も同意もせず、
スッ と立ち上がると1人、広間を出て行った。
「秀吉、家康。ヤツを生かせ」
信長の命に2人が頭を下げた。
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