• テキストサイズ

《イケメン戦国》未来から来たお姫様

第52章 隔世遼遥




「瑠璃、瑠璃」

(呼んでるのは…政宗⁉︎)

ガバッと身を起こし、耳を澄まして声を捕らえれば、
「瑠璃、起きてるか?」
「…政兄…」
兄の声だった。

(政宗じゃない…)

一気に心が沈んだ。

「朝飯、食うか?」
「…ごめんなさい。いらへん」
食欲なんてない。
「わかったよ。食べたくなったら出て来いよ」
気を利かせてくれたのだろう、
兄はそれだけで行ってしまった。
ホッとした。
「政宗…」
また、涙が溢れた。


/ 1530ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp