第50章 追懐秋天(R18)
「ツッっ、あ"ッゥ、出っ…ーークッ…」
「やぁっ、まさっ…すっき…まさ…ねぇぇ!」
「出…ぞっ…瑠璃っ、ぁっつっ、クッぁあっ!」
達した瑠璃に搾られ、釣られるように、
政宗は瑠璃の内に、欲望の飛沫を吐き出して、強く強く背中を抱いた。
(ずっと…このままでいたいほど…心地良い…)
極甘の余韻に目を閉じれば、
耳元に掠れた甘い呟きが届いた。
「…もう、ちょっと…このままで…」
「⁉︎」
(俺の心の声が漏れたのかと思ったー…)
瑠璃の言葉に驚きつつも、
同じ気持ちだった事に、胸が高鳴った。
でも、
(心も身体も近すぎるって、困る)
自分の自制心に不安を覚えた政宗だった。
それでも、それは、幸せな悩み。