第49章 創痕緩癒(R18)
「政宗、ギュってして下さい」
「ん?」
「さっきの間、私、肩のせいで、政宗を抱きしめられなかった…」
すごく残念そうに言うのが、身悶えする程可愛いくて、
「お安い御用だ。
窒息しないよう気をつける」
腕の中に囲って、布団に包まる。
「政宗…大好き💕」
スリッ っと子猫が寄って来て、
「政宗…愛してる。チュッ❤️」
可愛く口付けられた。
(俺はこの拷問に耐えられるのか?)
幸せだけど、一抹の不安を覚えた。
月は満ちた。
角の無い まんまる。
2人の心みたいな。
2人が満ちた月みたいな。