第49章 創痕緩癒(R18)
クッッ…はっ、瑠璃っ、きつっー…」
入口からジワジワと押し入れる。
「ッハッ…瑠璃、力、抜けっ」
俺を欲していながら、俺の侵入を拒む様にキツく締め付け、押し戻そうとする。
(指で慣らさなかったからか?久しぶりだからか?
初めての時みたいな反応は何故だ?)
こんなに濡れて、挿れてくれと誘っているのに……。
「…怖いか?不安か?」
監禁されあんな事があったから、
思い出して、俺のことも怖いのかと思ったが、
フルフルと頭を横に振った。
そして、なぜか羞恥を纏った顔で、
訥々と言葉を紡いだ。
「ま、さむねが…ゆっくり…挿れる、から…
…その…息の仕方が…分からなくなって…」
俯いてしまった。