第49章 創痕緩癒(R18)
「……」
「……」
フッッ
政宗が唇の端を上げて笑う。
「…ふーん…そんなに悦ったんだ?
俺の口付けだけで、着物 濡れるくらいに…」
頭の上から降ってくる、囁く様な意地の悪い言葉も、今は瑠璃を濡らす材料にしかならない。
「……ぅン…やっ…っつー…」
(溢れちゃー……)
両手で口を押さえて、切なく眉を寄せて耐える姿が堪らなく艶かしい。
クチュ…にっちゅ、にぢゅ…くぢゅっくち…
瑠璃は立ったまま政宗の胸に身体を委ねて、脚を震わせ喘いでいた。
「はっ、あっ…ゃあっ…はっっ、アッはっ…」
着物の裾を肌蹴られ、政宗の左腕に掛け上げられた右脚。
ポタポタと愛液が縁側の床を濡らし、
震えながら、何とか立っている左脚にも、
愛液が伝い流れる。